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「完全版 ゴッホの遺言」
中公文庫/中央公論新社 2009.10.25情報センター出版局の『ゴッホの遺言』文庫化するにあたり、一部記述内容を改め、後半を整理して、全体で50ページほど分量を少なくした。死に臨むファン・ゴッホの心の動きを読み取ろうとしたのが本書の大きな目的であったが、その中で行った、ゴッホがテオに送ったとされる《寝室》のスケッチは贋作であるという著者の指摘は、背後に潜むものの大きさを考えたとき、深刻な告発である。しかし、以後、公的な場で取り上げられたり、議論されることもなく、表面的には静かさを装っているが、最近のファン・ゴッホ美術館のHPを開くと、大写しでその非ゴッホのスケッチが登場する。本書の解説は、長年、ファン・ゴッホの研究に従事してきた木下長宏氏に書いていただいた。


















