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小林英樹ブログ

2010年4月アーカイブ

                                                                    DSC03625c.jpg   石膏室から講義棟、音楽学部方向を望んだ写真。

2008年5月に撮影。

いまは、石膏室で石膏像を描く学生の姿はほとんどいない。

時代の推移を如実に語っている。

もう、ぼくらは古代ギリシアやローマの規範から学ぶ必要性、必然性はほとんどないのかもしれない。学生や世の中の動向を見ているとそんな気さえしてくる。

だから、石膏室そのものが時代を遺す、遺産的存在のようにも映るが、

キャンパスのほぼ中央で、周囲を透かし、周囲を反射しながら、静かにそこにある。

 

さて、猫クン。

「せつこ」という名ではあるが、オスである。

何匹もの可哀想な猫クンたちは、

就任以来4年が経つなかで、

病気になったり、厳しい冬の寒さに耐えられずに、ほとんどが消えていったが、

就任二年目に、「登場した」この「せつこ」は、運よく、たくましく生きながらえている。

いま、満3歳を過ぎたところではあるが、

風貌、身のこなし方は、もう世間を知り尽くした立派な存在である。

 

 

 

 

すでに、その目の光や視線には、

孤独な寂しさは漂うが、ぼくらを通り越して遥か彼方を見据える深いものがある。

この写真に写った「せつこ」は、

満1歳を過ぎたばかりの、やんちゃな好奇心旺盛な子供猫だった。

人懐っこくて、得な性分だったよね。

この前見たときは、一時、太りすぎだった体も、幾分か細身になり、

悠然とキャンパスを歩いていたよ。

 

前にこのブログで載せた、

橋の上を歩いていた2匹の猫クン、

昨日、久しぶりに会ったよ。

まだ生きていたんだ!!!

2匹は仲良しで、その時も一緒にいて、

大学を清掃してくれている女性の後をついて歩いていた。

「ニャン、ニャン」と、甘えたやさしい声で鳴きながら歩いていた。

寒い冬を通り越せたので、とりあえず、もう1年は大丈夫そうだ。

生き物の存在の本質は、こころだね。

こころがはぐくまれていたら、

いつこの世からおさらばしても満足だ。

猫クンたちを見ていると、

ぼくはつくづくそう感じる。

 

さ、連休が始まる。

缶詰で原稿書きをするぞ!

 

今日のブログには写真がない。

これは始まって以来のことである。

ぼくの両手は生傷だらけ。

はっきり言って見て気持ちがよいものではなく、

どちらかというと汚い。

これが、今日のふうたんのテーマ。

写真を撮って載せるにははなはだ美しさを欠くので、

やはり文字による記述がいいだろうね。

ぼくの手を見て、内臓疾患の現われ?

と心配してくれた友人もいたよ。

風太、猫、いや動物というものは、強いか弱いか、能力があるかないかなどが、

自らや種が生きていかなければならないという至上命令の中で、

最関心、最重要な要素となる。

 

ぼくはずっと前からじゃれ合いの(絡み合いながら甘噛みをする「競技」)

一方の役割を演じてきてあげたけど、

向こうは猫全身、こっちは片腕である。

つまり、ひじから指先までが猫である。

猫の口が、ぼくの指先に相当する。

最初の頃は、向こうの動きに合わせて動きも緩慢で、

ときどき甘噛みを通り越して血が出るくらい噛まれることはあったけど、

こっちは肩とか、胸、腹、腕、脚などを握って応戦していた。

子猫同士、よくやっているあのじゃれあい。

猫の分厚い皮と、鈍感な神経は、

痛いと感じる程度が違うのか、

やはり、強く噛みすぎるきらいはある。

そこに、回転などの予測できない動きなどが加わることによって、

衝突による、倍の力がかかり、傷は思いの他深くなることもある。

 

ぼくが書こうとしていることはここから。

最近では風太の動きの傾向や動きの限界が見えてきて、

素早さを増さなければならないにしても、

風太が防戦できないほど俊敏に、

背中、肩、腹、腿、そして喉、等々指先で、

しかも、風太の歯に噛まれないように動かしていくことができるようになった。

風太クン、次第にむきになってきて、闘争本能をむき出しにするが、

それでも相手にかなわないということがわかると、

動きを緩慢にし、「ぼくは本気じゃないからね」などという不自然な「余裕」を見せたりするよ。

それでいながら、フェイントをかけて、突然、がばっと手首に噛みついてきたりするんだよね。

そういうとき、いまは、さっと手を引き、かわしてしまう。

風太、イライラしているようにも見えるけど、

さっき書いた、動物の本能のような、強いものに服従するという反応が見えるんだよ。

しかし、早朝5時半から6時半にかけての時間帯の5分から10分間の「バトル」

傷つき血を流している方はぼくである。

皮を切らして肉を切る、じゃないけど、

風太クン、自尊心はぐさりと傷ついていると思うよ。

でも、素直!

いつまでも意固地ではなく、局面が変われば、友好的、

強いおっさんにますます服従。

・・・なんや、結局、これが言いたかったのかいな!

汗 

100423_180213cc.jpg

風太はもうぼくの書斎の扉を

いとも簡単に「カチャリ」という静かな音を立てて開け、

かすかに、

顔が見える程度に押し広げて

顔をのぞかせる。

前に飼っていた老猫くまも同じだったが、

猫は瞬時に

相手の目の奥で光るものを読み取る能力がある。

もちろん、人間にだってあるけど、

相手が自分を歓迎してくれているのかいないのか、

風太は読み取り、

ぼくがゴーサインを発していれば、

そのまま進入してくるが、

少しでも難色を示せば消えていく。

その間のわずかな時間の風太(猫クン)の心境を推し量ると忍びなく、

つい、「いいよ」と声を発して招き入れてしまう。

5月になろうというのに寒い日が続くせいもあって、

ぼくはいまだに足温器を常用しているが、

風太のお目当ては足温器。

 

いまも、カンガルーの赤ちゃんのように脚だけ出してもぐっているよ。

低温やけどしないように、3分くらいオンにして10分くらいオフを繰り返している。

昨晩なんか、熱(暑)かったらしく、

人間のように脚と腕を一本ずつ出して、

体半分を冷ましながら、

毛布の縁に抱きつき、抱え込むような格好をしていたよ。

さすが、この姿、あまりに人間ぽい姿、みなさんにもお見せしたかった。

まだ一歳にならないのに、

すでにこの世を知り尽くしたどこかのおっさんのようでもある。

 

今日の写真は、携帯で撮ったもので手ブレが激しい。

料理に執拗にちょっかいを出す風太はついに妻によって台所から締め出されたが、

入れろ!入れろ!と何度もガラスの引き戸に示威行為を繰り返し、

その勢いのよさに、窓ガラスが壊れるんじゃないかとさえ思ったよ。

ことによると、「割っても構わん!!!」

風太クン、そう思ってたかもね。

DSC01301ccc.jpg

 

待ちに待った春、

この家に連れられてきて以来、

地面を歩いたことがない風太。

外を歩く人や眼下の公園でブランコに乗ったり、

滑り台を滑る子供たちの様子が気になる。

いまはまだ緑が少ないから下まで見下ろせるが、

もうすぐに視界は緑で覆われ、ほとんど地上の様子も見えなくなる。

風太は野生味たっぷりの動物だから、

しかも、向こう見ず、あわてん坊

・・・ここは飼い主の欠点を引き継いでしまっているが・・・

人間社会に放りだしたら、たちまちにして車にひかれあの世行き間違いないだろう。

だから、広い檻と思ってここで我慢してもらいたい。

動画を載せられないのが残念であるが、

いまは電子レンジも両手で開けてしまい、

部屋にはドアのノブをいとも簡単に、人間が開けるように開け、静かに入ってきてしまう。

とくに、動画で撮った電子レンジを開けるにいたる試行錯誤の光景は結構面白い。

このところ、込み入った仕事が忙しく、

探せば時間はいくらでもあるのに、

気持ち的にブログを書く余裕がなかったせいで

ついご無沙汰してしまっていた。

今晩は、ぽっかりと気持ちが空っぽになってしまったみたい。

また書くね。

DSC01269ccc.jpgこれは洗濯物干しに飛び上がって盛んに仕事の邪魔をする風太。(妻写す)

素早く猫は動き、つられてカメラもぶれているが、

なかなか感じは出ている。

子供にしては手がでかい。

 

鶏が先か、卵が先かみたいな話ではあるが、

実際はどっちかわからないこと。

それはすなわち:

ぼくの肩によじ登り、

鷹匠(たかしょう=鷹使い)の鷹のごとく、

左肩、鎖骨の上に屹立する風太。

食卓で休憩していると、

気づくと左胸と左腕の間の収まりのよい所に丸まって乗っかる風太。

 

 

ぼくの寝床に入ってきて、いまだに、じゅっぱ、じゅっぱ母乳を吸うしぐさに没頭する風太。

専用のセーターやシャツは唾液で濡れてしまう。

などなどの行為をするのは、

風太がぼくを一家の主として認め、畏敬の念で身を寄せ甘えているのだと思うのだが、

妻は、それは逆である、と言い切る。

すなわち、簡単に言うと、

ぼくは甘えられると見抜かれているだけだと言う。

それは、極論であると信じたいが、

まんざら、そう感じることができないわけではないので、こわい。

主として認めることと、肩に乗られることはまったく別のことなのかもしれない。

「このおっさん、わかってないよね」

などと風太め、腹の底で笑っているかもしれない。

(ま、そんなことはどっちでもいいんだけど・・・)

おかげで、先日、

何日か君臨する風太を背中に乗せて家中を歩き回ったことがたたり、

古傷のぎっくり腰の兆候が現われ、

それから自重してようやく普通に戻ったけど、

たしかに、鏡に映ったあのときの背中の上の風太は、

敬愛するご主人に乗せてもらっているというよりも、

下僕を支配しているような表情にも見えたよ。

そう、

この邪魔しているやんちゃな子猫のような顔をしていた。

DSC01272cc.jpgぼくは6時前から結構、大騒動。

風太に5時に(もう恒例であるが)ドライフードの朝ごはん。

そのあと、布団に入ってきて例のごとく「授乳」行為...

いつまで続くのやら?

その後、おしっこをしにトイレに行ったかと思ったら戻ってきたので、

すぐにトイレ掃除、

最近は回数も量も増えた。

風太はその間、あちこち歩き回っていたよ。

ぼくはもう少し寝たかったので、また布団に戻ると、

風太も入ってきて、またして「受乳」要求。

ふと気付くと、後ろ足が濡れている!!!

 

 

おしっこの後始末のときに濡らしてしまったのだ!大変。

あわてて布団から出し、抱き上げようとすると逃げ出してしまったよ。

バケツに湯を入れて雑巾を濡らし、

逃げる風太をようやく捕まえ、四肢を拭いてあげ、

つぎは、廊下を中心に雑巾がけ。

そのときに、背後でドボン。

見ると、風太がバケツに両足ごと入って遊び始めていた。

びしょびしょになっても出てこようとせず、

水の動きが面白いらしく、ぐるぐる回っている。

写真に収めた後、捕まえて両足をぼくのバスタオルで拭いてあげ、改めて床掃除。

お陰で、汗をかき、目は醒め、風太はきれいになったし、

床のおしっこも大体拭き取れたけど、気づいたら、寝た気がしない。

まだまだ、新たな日常の出現に、うれしいような・・・。

 

 PS:

 気づいたら、ドライフードの食事、半分も食べていない。

一昨日、生肉が包んであったサランラップ(10cm×20cm)を引きちぎって全部飲み込んでしまったのが気がかり。

もう少し様子を見て、医者に行かなければならないかもね。

昨日の夕方のウンチには、それらしきものがなかったので、早く出てきてほしい。

腸にでも詰まっていたら手術だから...。

 

 *「授乳」「受乳」は、子猫が母親から乳を飲むときの模擬行為。